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退去後のハウスクリーニング費用相場|間取り別の目安と安く抑えるコツ

退去後のハウスクリーニング費用相場|間取り別の目安と安く抑えるコツ

2026年8月6日

コラム投稿元 退去立会い代行・原状回復Navi運営チーム

賃貸物件の退去後に欠かせないのがハウスクリーニングです。次の入居者を気持ちよく迎えるためにも、また敷金精算をスムーズに進めるためにも、費用相場を把握しておくことは大家・管理会社にとって重要です。この記事では、ハウスクリーニング費用の退去時の相場を間取り別にまとめ、費用の内訳や負担区分、信頼できる業者の選び方、そしてコストを抑える具体的なコツまで解説します。読み終えれば、見積書を見たときに「高い・安い」を判断できるようになるはずです。

ハウスクリーニング費用の相場(間取り別)

ハウスクリーニングの費用は、部屋の広さ・間取り・汚れの程度によって変動します。一般的には空室(家財がない状態)でのクリーニングが基本となり、以下が目安の相場とされています。

間取り 専有面積の目安 費用相場(空室)
1R・1K 〜30㎡ 15,000〜35,000円
1DK・1LDK 30〜50㎡ 30,000〜50,000円
2DK・2LDK 50〜70㎡ 40,000〜70,000円
3DK・3LDK 70〜90㎡ 60,000〜90,000円
4LDK以上 90㎡〜 80,000〜120,000円程度

上記はあくまで一般的な目安です。汚れがひどい場合やオプション作業が加わると、これより高くなることもあります。逆に、複数戸をまとめて依頼する場合や閑散期の依頼では、単価が下がるケースもあります。

費用の内訳(オプション項目)

基本パックに含まれる範囲は業者によって異なります。以下は追加料金(オプション)になりやすい項目の目安です。

  • エアコン内部洗浄:8,000〜15,000円/台
  • レンジフード・換気扇の分解洗浄:8,000〜15,000円
  • 浴室の頑固なカビ・水垢除去:5,000〜10,000円
  • ベランダ・バルコニー清掃:3,000〜8,000円
  • 床のワックスがけ:3,000〜10,000円

見積書を確認する際は、「どこまでが基本料金に含まれるか」を必ずチェックすることが大切です。

クリーニング費用は誰が負担する?

ハウスクリーニング費用を借主・貸主のどちらが負担するかは、トラブルになりやすいポイントです。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常の清掃を怠ったことによる汚損などは借主負担、通常の使用による汚れは貸主負担が原則とされています。

つまり、通常の生活で生じる範囲の汚れについては、原則として貸主(大家)側が負担するのが基本的な考え方です。ただし、賃貸借契約に「退去時のハウスクリーニング費用は借主負担とする」といった特約が明記され、金額が明示されているなど一定の要件を満たしていれば、借主負担とされる場合もあります。

特約の有効・無効の判断は事例によって異なるため、契約書の記載内容を丁寧に確認することが重要です。負担区分の考え方については、原状回復費用の負担区分|貸主負担と借主負担の境界線を解説で詳しく解説しています。

また、ハウスクリーニング費用は敷金精算とも密接に関わります。精算の流れや返還時期については、敷金返還のルールと精算の流れもあわせて参考にしてください。

信頼できる業者を選ぶポイント

費用を抑えつつ品質を確保するには、業者選びが決め手になります。以下のポイントを確認しましょう。

1. 見積内容が明確か

「一式」でまとめられた見積ではなく、作業範囲・オプションの有無が項目ごとに記載されているかを確認します。後から追加請求が発生しにくくなります。

2. 作業範囲と保証の有無

仕上がりに不満があった場合の再作業対応(保証)があるかどうかも重要です。特に入居者募集を控えている場合、仕上がりの質が空室期間に直結します。

3. 損害保険への加入

作業中に設備を破損した場合に備え、賠償責任保険に加入している業者だと安心です。

4. 実績・口コミ

賃貸物件の空室クリーニングの実績が豊富な業者は、退去〜募集のスケジュール感を理解しており、対応がスムーズです。

複数社を比較検討したい場合は、退去立会い代行・原状回復・クリーニング会社の比較サイトを活用すると、条件に合った業者を効率的に探せます。

クリーニング費用を安く抑えるコツ

品質を保ちながらコストを下げるには、いくつかの実務的な工夫があります。

  • 複数社から相見積もりを取る:同じ間取りでも数千円〜1万円以上の差が出ることがあります。2〜3社の比較が基本です。
  • 繁忙期を避ける:1〜3月の引越しシーズンは需要が集中し、単価が上がる傾向があります。可能な範囲で退去時期を調整すると費用を抑えやすくなります。
  • 原状回復工事とまとめて依頼する:クリーニングと補修工事を同じ業者に一括発注すると、割引が適用される場合があります。
  • 複数戸をまとめて発注する:同一物件で複数の退去が重なる場合、まとめて依頼すると単価交渉がしやすくなります。
  • 入居時の記録を残しておく:入居時と退去時の状態を比較できれば、借主負担・貸主負担の切り分けが明確になり、不要な作業を避けられます。

入居時の記録の残し方については、入居時チェックが原状回復トラブルを防ぐで具体的な方法を紹介しています。

クリーニングと原状回復工事の違い

ハウスクリーニングは「掃除・洗浄」による美観の回復であり、クロスの張り替えや床材の交換といった「工事」とは区別されます。実際の退去精算では、クリーニングと原状回復工事の両方が発生することが多く、それぞれの相場を把握しておくと、見積全体の妥当性を判断しやすくなります。

原状回復工事の費用感については、原状回復工事の費用相場|間取り別・工事項目別の目安を解説で詳しく解説していますので、あわせてご確認ください。

まとめ

退去後のハウスクリーニング費用は、1R・1Kで15,000〜35,000円、ファミリータイプで60,000円以上が一般的な相場とされています。ただし汚れの程度やオプションの有無で大きく変動するため、見積書の内訳確認が欠かせません。

費用負担については、通常の使用による汚れは原則貸主負担というガイドラインの考え方を踏まえつつ、契約書の特約内容を確認することが重要です。業者選びでは、見積の明確さ・保証・保険・実績をチェックし、相見積もりや繁忙期回避、工事との一括発注などでコストを抑えましょう。適切な業者選定と正しい費用の理解が、スムーズな退去精算と空室期間の短縮につながります。

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